Beauty Topic

コロナ生活で「美容の勝ち組」になった人たちの共通点

コロナ生活も1年半が過ぎ、2度目の秋を迎えようとしています。終息どころか変異種が猛威を振るい、感染者数が増える一方。まさかこんな長期に渡ると思っておらず、「先の見えない生活」に不安になりますよね。
そんな中でもコロナ生活を味方につけた人がいて……今日は「美容の勝ち組」に昇華した私の友人たちの話をしようと思います。

先日、ひさしぶりに友人と会いしました。SNSで繋がっているのでお互いの近況は何となくわかっていたものの、やはり対面で話すと嬉しいですね。仕事のこともそうですが、話したいことがいっぱいありました。
待ち合わせ場所に登場した彼女を見て、びっくり! いつもの彼女より2まわり以上もコンパクトになっていて、別人のようにキラキラと輝いていました(彼女の弁護をするわけではありませんが、別に前がダメだったというわけではありません……)。それもそのはず、13キロのダイエットに成功したというのです。

ステイホームを味方にしたTさん

 

仕事の話はそっちのけで、「どんなダイエットをしたらこんなに痩せるの?」という話で盛り上がりました。
何といっても13キロ、ですからね。

「リモートワークになって家にいる時間が増えたことをポジティブに捉え、何かしようと考えたのはダイエット。いろいろなダイエットをしてきたけど、痩せてはリバウンドの繰り返しで、成果が出なかったから。一生に一度くらい本気で取り組んで成果をあげたいと思ったんだよね。それをするなら“今だ!”って」。
ただただ「スゴい!」の一言。その気持ち、わかりすぎます。

「ご飯を作ることは苦じゃないし、この際徹底した食事管理をしてみようと思って。腹持ちの良い玄米に変えて、野菜と良質なタンパク質を摂るように心掛けたの。味は薄味にして、慣れたら量を徐々に減らしていく。ストレスを感じないように努めた」と。
食習慣を変えたらすぐに肌の調子が良くなって、「コスメに頼らなくなった」というから驚き。

そして、食事と同様に取り組んだのが「運動」だったとか。
「私、徹底的に追い込まないと続かないタイプだから、まずは家から徒歩1分のスポーツクラブに入会したの。コロナ禍なのに(笑)。人との接触を防ぐため、早朝に行って運動後はそのまま帰宅し、家でシャワーを浴びるようにしたの」。
さらに週に一度パーソナルトレーナーをつけたという徹底ぶり。「家でもできる筋トレやストレッチを教えてもらい、継続できるようにした」と。

洋服を着ていてもサイズダウンしていることが見て取れる……“天然の浮き輪”とも言われるウエストまわりのガンコなお肉も、年齢が出やすい首から背中の贅肉もすっきりして、きゅっと上がったヒップラインも……同じ人とは思えないほどの変わりよう。

「コロナ生活は自分と向き合う貴重な時間だったよ。もちろん、会いたい人になかなか会えないもどかしさはあるけど、この1年を無駄に過ごしたくなかったの。いつも中途半端で投げやりになっていたダイエットに本気で取り組めたのは良かったな」と彼女の生き生きとした表情を見て、「あぁ、私、一体何をしていたんだろう?」と。

マスク生活が終わるまでにキレイになってやる!と誓ったMさん

もう1人。とあるブランドの商品開発をしている彼女は、このコロナ禍で美容クリニック通い詰めていました。
「コロナ禍でマスクをするようになって、顔のシミが余計に気になるようになったんです。ベースメイクも薄塗りになると、さらに気になって。まわりから見れば大したことのないシミでも自分の気持ちに嘘はつけませんから」。

個人的には「そんなに気にならないけど!?」と思ったけど、彼女の意思は固く「マスク生活をしている間にキレイになりたいから、取材で訪れた美容クリニックをいくつか紹介してほしい」と連絡があり、すぐに予約。
「カウンセリングを受けるとどれも試してみたいものばかりでした。一度やったら止まらない、とも聞いていたし、料金だって安くないですからね。でも、効果実感を得られる“攻めの美容”は性に合っているみたいです」と満足気。時々、近況報告をしに来てくれました。
一年も経たずして、彼女の顔はみずみずしいハリ感のある肌に。「ファンデーションを塗らない日もある」とキメの整った肌は、実年齢よりも若く見える……。

コロナ生活を上手に味方につけた友人たち。
彼女たちに共通するのは、「この1年で結果を出してやる!」という強い意思。途中で諦めず、目標に向かって確実にタスクをこなしているということ。
そして、身近な人たちの成功事例はどんなダイエット・美容本よりも説得力がありました。「百聞は一見にしかず」のスゴさは、私のぐうたら性格にやる気スイッチを押してくれました。2人を見習って、2年目のコロナ生活で成果をあげないと。でも、その前に目標を決めないと…ですね…(苦笑)。



美容エディター・ライター
長谷川真弓