Beauty Topic
マスク生活で無防備になっていない!?
今だからこそ入念にケアしたいパーツとは?
マスク生活も2年目に突入。まさかこんな事態になろうとは誰もが思っていませんでしたよね。ワクチン接種が次々と始まっていますが、完全に落ち着くまでは「(マスク着用は)まだ続くだろう」という見解。あともう少しの辛抱ですね。
マスク美容もこの1年でいろいろと学びました。肌のコンディションに合わせてコスメを使い分けるなど、自分なりに対策を練っているのですが、季節が変わるこの時期はやはり肌の調子が低下する。今年は花粉の飛来も多いような気がしませんか?
マスク生活で変わったメイク様式
ファンデーションは要る? 要らない?
外出時のメイクで一番変わったことといえば「ベースメイク」。「マスク蒸れやマスク移りが嫌なのでファンデーションは塗らない」派と、「マスクの擦れで肌が荒れるのでファンデーションを塗って1枚ヴェールをまといたい」派。どちらの意見もごもっともで「で、結局のところファンデーションは塗った方がいいの? 悪いの?」と多くの女性が悩んだハズ。
個人的なことを言うと、完全自粛生活だった昨年は「化粧下地のみでファンデーションは塗らない」派でしたが、今年は化粧下地と部分用ファンデーション、もしくはコンシーラーで肌を整えるようなりました。と言っても、ファンデーションやコンシーラーはマスクで隠れていない目まわり中心ではありますが(笑)。
肌色を均一に整えるってやっぱり大事。肌の露出は限られているけど、たったこれだけでも与える印象は全然違うんですよね。
それからもうひとつ。口元のケアも忘れてはいけない、ということ。肌同様、マスクで隠れてしまうパーツなためケアを怠りがちですが、ここが大きな落とし穴。唇のケアって本当に忘れてしまうと、その後が大変なんです。カサカサした唇はマスクとの相性も悪く、完治も遅く悪化の一途。悪目立ちした唇は女性だけでなく、男性でも気になりますよね。
「マスクを外した顔にがっかり」
このうたい文句にドキッとしたら要注意
ニュースサイトをななめ読みしていた時、「マスクを外した顔にがっかり」というキャッチに目を奪われました。この「マスクを外した顔にがっかり」って「(自分が)自分の顔にがっかり」するのと、「相手方の顔にがっかり」するのと2通りの意味があるんですよね。
このタイトルを見つけた時、とっさに思ったのは後者の「相手方の顔にがっかり」の方でした。目の前でマスクを外した時、「この人こんな顔していたっけ?」と感じること、ありませんか? 久しぶりに会って、マスクを外したら何か印象が変わっているような。「老けたな」「疲れていそう」など(本当に失礼!)心の中で感じていましたが、その瞬間「あっ!」を気づいたことが。私がそう感じているように相手方も私を見てそう思っているということ。がっかりした相手の顔を目の前で見る私……あぁ、怖い。
マスクを外した時の驚きは良い方に転じたいけど、現実はそんなに都合よくいかないですよね。マスクは絶好な「隠れ蓑」。外した時のギャップがあればあるほど“がっかり感”も半端ないわけです。
でも、「マスクを外した時にがっかり」って一体、どういう顔なんだろ?
ここでパッと浮かんだのが唇のケア。先日、男友だちから「マスクで唇が荒れてしまったからおすすめのリップケアアイテムを教えてほしい」とLINEがあったことを思い出しました。
普段はリップクリームだって塗らなくてもヘーキと言っていたのに、このマスク生活で唇の皮がめくれあがるほど痛めてしまったのだとか。
唇は頬や目元に比べ、皮膚が薄いのでトラブルを受けやすいパーツなんです。さらにマスクを外し、外気に晒されると必要以上の水分・潤いが奪われてしまうため、より乾燥してしまうんですよね。
また、こんな話もあります。
知り合いのライターさんから「マスクに色がつかない口紅が売れている」という情報を教えてもらいました。「コロナ禍で口紅は売れない」と言われていますが、マスクを外す環境が増えている、とのこと。その時にノーメイクで顔色が悪く見えたり、マスクに口紅が色移りして雑な印象を持たれたくないという理由で買い直している女性が増えているのだとか。
この話を先ほどの唇が荒れてしまった男友だちにしてみたところ、「マスクを外す時を想定してメイクをするっていうのも大変だけど、身だしなみが整っているのはいいね。ちょっと色づくリップ用美容液を付けていると好印象だよね」と。
まさに、それ。ツヤを出すリップ美容液やうっすらと色付くリップが売れているのはホントだし、最近ではマスク移りを防ぐ唇専用の美容液も登場するなど、ニーズに叶ったコスメも次々と登場しているから使わない手はないですよね。これからの季節はUVケアもできると、さらにヒットしそう。
マスク美容2年目は、マスクを外した時にがっかりさせない施策を入念に!まずはリップケアから始めてみて。
美容エディター・ライター
長谷川真弓